要約
ポジティブ・アファメーションが自尊心の低い人に逆効果を与える「バックファイア効果」を科学的に立証した心理学者である。
詳細解説
人物・組織の概要と経歴
ウォータールー大学教授。自尊心や感情調節、対人関係の心理学を専門とし、特に「自己概念」が個人の幸福感にいかに寄与(あるいは阻害)するかを実証的に研究している。
代表的な主著・研究と功績
2009年の研究において、自尊心が低い人に対してポジティブな言葉を繰り返させると、かえって自尊心が低下するという衝撃的な事実を発表した。これにより、個人の内面的な準備状態を無視した画一的なポジティブ思考への警鐘を鳴らした功績は大きい。
科学化幸福論との関連性
本記事における文脈
「全ての人が同じポジティブ思考で救われるわけではない」という、幸福への個別的なアプローチの必要性を示すためのエビデンス提供者として引用される。
幸福への影響と実践的活用法
ウッドの研究を教訓にし、アファメーションを行って違和感や不快感がある場合は、即座に中止する「知的な撤退」を推奨する。代わりに、脳の防衛反応を誘発しない「価値観の書き出し」を行うことが、彼女の研究結果を幸福に転換する具体的なアクションとなる。
References: Wood, J. V., Perunovic, W. Q. E., & Beebe, J. W. (2009) "Positive self-statements: Power for some, peril for others"

