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個人主義

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領域: 哲学カテゴリー: 哲学用語同義語: Individualism, リベラリズムの基盤, 個の尊厳

要約

社会の最も根本的な単位は「個人」であり、個人の自由、権利、利益を共同体や国家の都合よりも優先すべきだとする哲学的・政治的立場である。

詳細解説

哲学的定義と世界の見方

個人主義(Individualism)は、すべての人間は独立した意志を持つ自律的な存在であり、自らの幸福を自ら定義する権利を持つと考える。世界を「自律した個々人が、自発的な合意に基づいて共存する場」と捉える。集団の圧力や伝統による拘束を否定し、各人の独自性(アイデンティティ)を尊重する、近代民主主義と市場経済の根幹をなす世界観である。

代表的な哲学者と視点

ジョン・ロックは、個人が生命、自由、財産に対する自然権を持つとし、国家はその守護者に過ぎないと説いた。J.S.ミルは「他者危害原則」を掲げ、他人に迷惑をかけない限り個人の自由は絶対であるとした。これは、集団に埋没することなく、「私は私である」という境界線を明確に引き、自律的な選択によって人生を構築しようとする誇り高い在り方である。

科学化幸福論との関連性

本記事における文脈

共同体主義と対置される「社会形成」の軸である。倫理と行動の基準(倫理と実践)の横軸「価値の主体(右側)」を構成する。ユーザーが「自分自身の幸福」を最優先に考えるタイプか、周囲との調和を優先するかを診断し、リベラルなOSの強度を測る。

幸福への影響と実践的活用法

個人主義的なOSは、同調圧力から自己を解放し、自分自身の価値観に誠実な幸福(オーセンティック・ウェルビーイング)を追求する力を与える。実践的には、周囲の期待や世間の「普通」に惑わされず、自分が心から納得できる選択を積み重ねることで、高い自律性と満足感を伴う人生を実現できる。


References: Mill, J. S. (1859) "On Liberty"
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